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住まいの(新しい)カビ・ダニ退治法

主婦と生活社 2001年6月25日

・ISBM4-391-12522-0
・A5版 192ページ
・定価:本体1300円+税
著書
市川 幸充 (株)エス・ビーケイ社長
吉川 翠 東京都衛生研究所

発行者:中道 武
発行所株式会社:主婦と生活社

目次
・これだけは知っていたいカビの基礎知識
・住まいに発生するカビとその対処法
・カビの健康への影響とアレルギー被害
・家庭でできるカビ退治法・予防法
・一戸建て住宅やマンション入手の注意点
・新タイプの家・旧タイプのダニと基礎知識
・現在も見られるダニ被害とアレルギー被害
・ダニの少ない家にするための日常生活注意点
・ダニを少なくできる住宅構造や建材・資材・機器
・一戸建て住宅やマンション入手の注意点
・住まいの新しいカビ・ダニ退治法

 カビ・ダニ退治についてはこちらへ 

イグサに抗菌性!

イグサに抗菌性の働き
平成12年9月27日畳新聞掲載記事抜粋

イグサにO-157などに対する抗菌性があることが明らかになったことから畳表としてだけでなく多方面に可能性がでてきました。
イグサのもつ機能性や食品としての新しい評価がでてきており、今後の研究が注目されています。

熊本県八代市にある国立八代工業高等専門学校生物工学科、森田洋助教授(29)らの研究グループ(5人)が「イグサの現状と新しい可能性に関する研究」をテーマに研究してきた成果をまとめ、去る8月16日に研究成果を発表した際、資料として関係方面に概要を明らかにした。
特に、イグサの持つ機能性について、実験結果から病原性大腸菌O-157や黄色ブトウ球菌,サルモネラ菌など食中毒の病原菌に対してイグサに抗菌性があることを発見したもようを詳細に説明している。

森田洋助手の話
イグサの生産が大きくへっており、畳以外にも活用できる点はないものかと、昨年の4月から研究を始めたが,イグサの食品、機能性、培養基質の研究をするこ とで、健康分野など畳以外の分野でもイグサをもとに新しい産業の開発と可能性があることがわかってきた。あらたなイグサ産業の確立といった点からもぜひ実 現をめざしていきたい。
5月1日森田洋講師から送っていただいたイグサ抗菌性第2弾記事へ
(西日本新聞 2001年4月18日朝刊 前文記事)

梅雨前の大掃除・畳を上げて風通す

5月5日の日経のNIKKEIプラス1の記事で
「梅雨前の大掃除・畳を上げて風通す」というコラムより

「『大掃除というと年末にすることが多いが、1年に1度家の中を隅々まできれいに
するなら、寒くて忙しい年末より今のカラッと晴れた日がお勧め。暖かくなって体も
動かしやすいし、日差しが明るく汚れが目につきやすくなるためだ。
さらに梅雨から夏にかけては、高温多湿になり、汚れやほこりが原因になってカビや
ダニも増えやすい。雨の前に家具などを動かし、汚れやほこり、湿気を徹底的にを
とっておくと、カビ、ダニの被害を少なくすることができる。そういう意味でも、こ
の時期は大掃除に適している。
ところで最近は畳を上げて干す家庭が少なくなった。気密性が高く、湿気がこもりや
すい住宅が増えており、年に1度は畳を上げてほこりを取り、風を通したい。
畳を上げるには、畳の角の隙間にマイナスドライバーなどを差し込んで、こじ上げ
る。少し上がったら、手で持ち上げればよい。畳は位置や向きが変わると入らなくな
ることがあるので、元通りに戻せるように注意する。畳の裏側にチョークなどで分り
やすく印をつけておくといい。
外に干す時は、畳表が焼けないよう、裏に太陽が当たるように干し、裏をたたいてほ
こりを出す。太陽に当てる場所がない時は、風通しを良くした和室の中で壁に立てか
けたり、畳同士を立てかけておくだけでも効果的だ。どちらの場合も畳を上げた床
と、畳の裏に丁寧に掃除機をかけて、ほこりを吸い取っておく。
なお、『畳を上げるのが大変』という場合は、畳を少し持ち上げ、缶詰などを下に挟
み込み、風通しを良くするだけでもかなり効果がある。
(暮らしのDIYアドバイザー  油田 加寿子)」

畳の部屋が骨粗しょう症予防に役立っている

13年1月

 中小企業金融公庫の「中小公庫 マンスリー」の1月号に「ちょっと一息(骨の健康を考える)」というタイトルで、東京都老人総合研究所・副所長・鈴木隆雄さんが書いている文章です。その 中に「骨粗しょう症」や「老人の大腿部頸部骨折(足の付け根の骨折)」のことが書かれています。その一節を紹介します。

「1994年に私共によって行な われた全国での大規模な調査から興味ある所見が得られている。なかでも筆者が注目しているのは若い時からの長年にわたる布団での寝起きも含めた畳での生 活、あるいは魚食の習慣や日本茶の飲用など、いわば日本的な伝統習慣が骨折の危険性を減じているのではないかという点である。このような長年にわたる特有 の生活習慣が骨折予防に有効であることは十分に可能性のあることである。特に畳での生活習慣は長年にわたり「座るーしゃがむー立ち上がる」という一連の運動を通じて、足腰の筋肉の強化とバランス能力を休みことなく鍛錬しているのとまったく同じ意味なのである。(中略)これは、日米の高齢者の下肢筋力や転倒に関する比較研究からも日本人高齢者の有意な筋力の強さが示されていることもよく一致している。(後略)」

畳の生活は知らず知らずに筋力強化に繋がって、老人になってからの骨折予防になっているということです。

見直そうタタミの良さ

たたみは呼吸している生きている

タタミは湿度・温度をコントロールしている。
タタミは、日本の気候風土から生まれた優れた床材です。冬暖かく、夏はひんやりと室温を保ってくれます。年間平均73%の湿度の日本では、タタミが吸湿の役割をしてくれます。
タタミは1枚に平常で約500ccの水分を吸収し、空気が乾燥すると放湿して室内の水分をコントロールします。タタミは暮らしやすい環境に役立っています。

タタミは心のやすらぎを与えてくれます。
 イスの生活が一般化したと言っても、疲れて家に帰ったときなど、タタミの上に大の字になると気持ちの良いものです。
タタミの部屋は四季を通じて、豊かな感触で、いろいろな目的に活用できます。

タタミは室内の空気を浄化する。
大気汚染の元凶とされる二酸化窒素は人間の健康を害しています。東大工学部の柳沢幸雄さん達の研究発表によると畳表には空気中の有害な二酸化窒素をの吸収する抜群の力があるということです。

これらの事実からタタミは住宅衛生環境に、健康に大きく貢献しているといえます。