梅雨前の大掃除・畳を上げて風通す

5月5日の日経のNIKKEIプラス1の記事で
「梅雨前の大掃除・畳を上げて風通す」というコラムより

「『大掃除というと年末にすることが多いが、1年に1度家の中を隅々まできれいに
するなら、寒くて忙しい年末より今のカラッと晴れた日がお勧め。暖かくなって体も
動かしやすいし、日差しが明るく汚れが目につきやすくなるためだ。
さらに梅雨から夏にかけては、高温多湿になり、汚れやほこりが原因になってカビや
ダニも増えやすい。雨の前に家具などを動かし、汚れやほこり、湿気を徹底的にを
とっておくと、カビ、ダニの被害を少なくすることができる。そういう意味でも、こ
の時期は大掃除に適している。
ところで最近は畳を上げて干す家庭が少なくなった。気密性が高く、湿気がこもりや
すい住宅が増えており、年に1度は畳を上げてほこりを取り、風を通したい。
畳を上げるには、畳の角の隙間にマイナスドライバーなどを差し込んで、こじ上げ
る。少し上がったら、手で持ち上げればよい。畳は位置や向きが変わると入らなくな
ることがあるので、元通りに戻せるように注意する。畳の裏側にチョークなどで分り
やすく印をつけておくといい。
外に干す時は、畳表が焼けないよう、裏に太陽が当たるように干し、裏をたたいてほ
こりを出す。太陽に当てる場所がない時は、風通しを良くした和室の中で壁に立てか
けたり、畳同士を立てかけておくだけでも効果的だ。どちらの場合も畳を上げた床
と、畳の裏に丁寧に掃除機をかけて、ほこりを吸い取っておく。
なお、『畳を上げるのが大変』という場合は、畳を少し持ち上げ、缶詰などを下に挟
み込み、風通しを良くするだけでもかなり効果がある。
(暮らしのDIYアドバイザー  油田 加寿子)」